アンリ・カルティエ・ブレッソン 運命の人


ロンドンの本屋で購入。

私の人生で数回、体に電気が走るという経験をしており、ブレッソンもその一人。というか初めての電気が走った人かも。

この書評はちょっとずつ手直しして書き足していこうと思う。

それくらい愛がいっぱいある。

何歳のとき見ても心躍る写真集。ずっと手元に置いておきたい写真集。

アンリ・カルティエ・ブレッソン(1908-2004)20世紀を駆け抜けた写真家。

彼の写真を表すことばとして「決定的瞬間」が有名なことばですが、全く予備知識がなくても、一目見て彼の写真は他と違う。

まず動きがある。でも静かな動き。ほんの一瞬別世界に行ったような写真。

ガンディーの葬儀の前での男の人の写真がいちばん好きでこの写真集ではなく、その写真集はまだ手元に持っていないのだけど、20歳そこそこの私は衝撃を受けた(大学3回生の冬だったと思う。りえちゃんとこれまた特にノープランで1週間位、ロンドンに行った。)

そこでブレッソンの回顧展がたまたまやっていて、フランス人ということも知らず、ただ名前の綴りをメモしてそのまま本屋さんに走った。

12ポンド(約1,500円)か、15ポンド(約2,000円)だったように記憶している。日本で買うより写真集画集は安い。ちなみにロンドンのナショナルギャラリーは学生パスみたいのを日本で準備していたので無料だったような・・・。白髪のスカーフをした上品な初老の女性がガイドをされていたり、外国の美術館は、壁いっぱいに絵を飾ったり、子供の団体がわいわい(でもお行儀よく)鑑賞してその場でワークショップか授業をしていたり、日本の美術館より何倍も楽しい!文化の違いを感じる。


もちろん私の本屋はブレッソンの常設コーナーを設置し、蜷川実花(ナチュラルではないけど意外と好き)より誰より好きなんで、ブレッソンだけ原価は高いけど和書洋書集めて販売したいなと思っています。


今日はここまで☆